手作業による会計集約から脱却し、
経営に必要な情報がリアルタイムに把握!
CELF×奉行クラウドで実現したグループ経営の見える化

株式会社朝日コーポレーション

業種: 経営コンサル事業

対象部署: 本社管理部、各ゴルフ場の経理部

対象業務: 全国に分散する拠点の月例会計情報の集約

6拠点の会計データを手作業で集約する非効率な業務フロー

株式会社朝日コーポレーション 崎濱盛明氏
株式会社
朝日コーポレーション
管理部 部長代理
崎濱 盛明氏

朝日コーポレーションは、『ゴルフを通して人々の心と体の健康づくりに貢献する』という経営理念のもと、北海道から沖縄まで計6つのゴルフクラブを運営している企業である。各ゴルフ場で地域性に合わせた集客方法をとり、それぞれ独立した法人として、各支配人の方針のもと運営している。

そんな朝日コーポレーションでは、各ゴルフ場で管理会計および予算実績管理を一任している。具体的には、各ゴルフ場の経理担当者が各種数値を集計し、月に一度そのデータを本社に送付。管理部担当者がとりまとめて集計するという業務フローが定着していた。

「各ゴルフ場では、オンプレミスの『勘定奉行i11スタンドアロン版』を使って会計業務を行っていました。月次集計された会計データを本社に送るために、経理担当者はいったんデータを出力したあと、本社が指定した専用フォームに沿ったExcelシートに貼り付ける、という作業を毎月こなしていました」と、同社 管理部 部長代理 崎濱 盛明氏はいう。

株式会社足利カントリークラブ 中本 淳一氏
株式会社
足利カントリークラブ
接客サービス課
営業担当副支配人(取材当時)
中本 淳一氏

続けて足利カントリークラブ 接客サービス課 営業担当副支配人(取材当時) 中本 淳一氏は「毎月半ば、15日前後に集計を開始し、5日間ほど担当者がデータの入力や修正をしながら、最終的に月末25日前後にデータをまとめていました。各ゴルフ場の経理担当者は、10営業日ほど報告データに手をかけていたこととなり、その負担は決して小さくありません。また、担当者の手作業での入力およびコピペ作業のため、ミスも散見されました」と話す。

集計されたExcelシートから本社担当者は、各ゴルフ場の実績を集計し、一覧で確認できる「利益推移表」を作成。その後、経営陣および各ゴルフ場支配人に展開・共有しており、そこでも約5営業日の時間を要していたという。

API連携によるデータ集約の自動化を目指し、CELF×奉行クラウドを採用

株式会社朝日コーポレーション 麻生誠司氏
株式会社
朝日コーポレーション
管理部 システム課
課長 麻生 誠司氏

会計業務改善の転機となったのが、数年前から進められていたクラウドサービスの利用拡大だった。

「すでにいくつかのクラウドサービスの導入が進んでいましたが、2025年4月、各ゴルフ場に『勘定奉行クラウド』の導入が決まりました。その導入支援を依頼していたアクタスITコンサルティング社から勧められたのが『CELF拡張オプション for 奉行クラウド』でした。クラウド版の勘定奉行を導入するのであれば、同時にCELFとAPI連携することで業務改善を図ることができるというアドバイスをいただいたことが1つの決め手でした」と、管理部 システム課 課長の麻生 誠司氏は採用の理由を語る。

続けて崎濱氏は「勘定奉行をクラウド化することは決定事項でしたし、昨年は政府のIT補助金の給付があったこともあり、一気に導入を進めていこうと決断しました。働き方の変化もあり、オフィスを問わず作業できる環境が今後必要となるという経営判断も後押ししました」と話す。

実際にCELF×奉行クラウドの導入プロジェクトが開始されたのは2025年4月のこと。
「今回、CELFでのアプリ作成についてもアクタスITコンサルティング社に依頼し、自社内ではコードに触れることはありませんでした。アプリの仕様やUIなどの要望をアクタスITコンサルティング社に伝え、何度かやり取りを重ねたことで、我々の希望に近いアプリが完成できました」(麻生氏)

そして約半年後に、CELF×奉行クラウドの実運用が開始された。

転記作業の撤廃とデータ正確性の向上、月10営業日超の短縮を実現

CELF×奉行クラウドの導入によって、本社管理部で各ゴルフ場の会計データから必要な情報を半自動的に抽出し、規定のフォームにまとめることが可能となった。
「特にこだわったのは、CELFのアプリを介した場合でも、アウトプットを変えないというところでした。本社で集計したデータを見たとき、従来の利益推移表と異なってしまうのは避けたかったからです」(崎濱氏)

業務効率については大きな改善が見られたとのこと。
「各ゴルフ場の経理部では、勘定奉行に会計データを入力することは従来どおりですが、毎月のデータ集計においてはデータを転記する作業自体がゼロになりました」(中本氏)

本社での集計業務も、従来の5営業日かかっていたところから数時間で完了と大幅に短縮された。各ゴルフ場での転記作業の削減と合わせると、グループ全体で月間10営業日以上、会計データの把握が短縮されたという。

加えて、手作業による転記がなくなったことでデータの正確性も向上。万が一訂正が必要な場合も、該当ゴルフ場が勘定奉行クラウド上のデータを修正し、本社が再集計するだけで完結する。かつては本社シート・提出シート・会計データと複数箇所を遡って修正する必要があったことを考えれば、大きな改善だ。

「Excelで管理していた当時は、月ごとに別シートへデータを記録していたため、過去のデータを参照する際には該当のシートを探して開く必要がありました。CELFではすべての集計データを一元的に参照でき、過去との比較も容易です。またデータがクラウド上に保存されるため、データ保護やセキュリティの面でも安心感があります」(崎濱氏)

導入前後イメージ図

Excel業務のアプリ化とAPI連携で次のDX構想を描く

運用開始から約半年(取材時)ながら、2026年4月には残りのゴルフ場への展開も予定しており、利用頻度の高いExcelシートのCELFによるアプリ化や業務データのクラウドへの一元管理など、さらなるDX推進を見据えている。

「現在、各従業員が扱っているExcelのシートなどもいずれCELFで管理していきたいです」(中本氏)

さらに、各ゴルフ場のフロント業務システムとのAPI連携も視野に入れているという。
「今後クラウド化したときにCELFとAPI連携して、来場者数や売上をリアルタイムに近い日報ベースで管理・参照できるようなシステムを作りたいです」(麻生氏)

Excel業務に依存した分散管理を、CELF×奉行クラウドで一元化する同社の取り組みは、現場負担を抑えながら着実に業務改革を進める好例といえるだろう。

企業情報

企業名株式会社朝日コーポレーション
業務内容
    事業内容:ゴルフ場の経営指導
    提携ゴルフ場:フォレスト旭川カントリークラブ、足利カントリークラブ、東我孫子カントリークラブ、美岳カントリークラブ、こぶしゴルフ倶楽部、守礼カントリークラブ

導入事例